「もったいない」って何だろう?
この問いから始まる会話は、親子の未来をぐっと豊かにしてくれます。
日本では毎年約472万トンもの「食品ロス」が発生しており、その半分は家庭から出ていると言われています。つまり、私たち一人ひとりが“食べものを大切にする”ことで、大きな変化を生み出せるのです。
今回は、子どもと一緒に楽しく取り組める“家庭でできる食品ロス対策”のアイデア10選をご紹介します。日々の買い物や食事作りの中で、自然と「食育」や「社会貢献」につながる工夫を取り入れてみましょう。
1. 冷蔵庫チェックを「探検」にする!
「今日の冷蔵庫探検、何が出てくるかな?」
そんなふうに声をかけると、子どもは大喜びで手伝ってくれます。
冷蔵庫の中を一緒に確認し、食材の在庫を“宝探し”感覚でチェック。賞味期限が近いものを発見したら、メニューを考える“作戦会議”へつなげてみましょう。
2. 買い物リストを一緒に作成
「これ、まだ冷蔵庫にあるよね?」
子どもと一緒に買い物リストをつくることで、ムダな買い物を防ぎ、食品ロスを減らせます。文字が書けない年齢なら、絵やシールでもOKです。
3. “皮まで使えるレシピ”に挑戦
にんじんや大根の皮、ブロッコリーの茎。普段捨てがちな部分も、実はおいしく食べられます。
親子で「まるごと使う料理」を作れば、“命をいただく”という意識が自然と育ちます。
4. 「食べきれる量」を盛りつける習慣
自分でよそったごはんは、責任を持って食べきる。
まずは子ども用のお皿に少なめに盛るところからスタート。おかわり自由にすることで、“無理なく残さない”習慣が身につきます。
5. 「賞味期限」と「消費期限」の違いを一緒に学ぶ
「まだ食べられるのに捨てちゃった…」という失敗を防ぐために、
パッケージの裏側を一緒に見ながら、期限表示の意味を教えてあげましょう。
6. 余りものを“変身させる”料理に挑戦
昨日の煮物をリメイクしてコロッケに。残ったお味噌汁を雑炊に。
こうした“変身料理”は、子どもにとってワクワクする体験です。味や食感が変わることで、苦手な食材の克服にもつながります。
7. 野菜の切れ端で「ベジブロス」作り
野菜の皮やヘタを煮出して作る「ベジブロス(野菜だし)」は、栄養豊富でおいしい万能だし。
「野菜にも最後まで使い道がある」ことを伝える絶好の機会になります。
8. 冷凍保存テクを親子で実践
買いすぎてしまった食材は、上手に冷凍して無駄なく使い切りましょう。
子どもと一緒に「小分け→袋にラベル→冷凍庫へ」の作業をすれば、達成感もアップします。
9. “もったいない”を考える絵本や動画を活用
「食べものの命」や「世界の飢餓問題」について学べる絵本・アニメもたくさんあります。
家族で観たり読んだりした後に、「私たちにできることは何だろう?」と会話を広げましょう。
10. フードロス削減サービスを体験する
「どんな商品が届くんだろう?」
福袋感覚で楽しめる定期便サービスは、親子でフードロスについて考えるきっかけになります。
たとえばカウタメの定期便では、賞味期限間近や外装不良で店頭に並ばなくなった商品を月1回お届け。
「まだ食べられるのに捨てられてしまう商品を救う」ことが、**楽しく続けられる“お得な社会貢献”**になるのです。
おわりに…「もったいない」は子どもたちの未来を守る言葉
「食品ロス」「フードロス」は、家庭の中でこそ向き合える課題です。
小さな工夫や声かけの積み重ねが、
・食べものを大切にする心
・命への感謝
・社会貢献やSDGsへの意識
…といったかけがえのない価値を、子どもたちに届けてくれます。
“もったいない”を大切にする家庭から、地球にやさしい未来を。
ぜひ今日から、楽しみながら始めてみませんか?