1. 食品ロスとは?身近にある“見えない”問題
私たちの暮らしの中には、まだ食べられるにもかかわらず、捨てられてしまっている食品がたくさんあります。
このような食品のことを「食品ロス」といいます。
日本では、年間約472万トンもの食品が廃棄されているとされています。これは国民1人あたりに換算すると、お茶碗一杯分の食べ物を毎日捨てている計算になります。
この数字を見ると、「そんなにもったいないことが起きているの?」と驚かれる方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には家庭でも気づかないうちに食品ロスを出してしまっているケースが少なくありません。
たとえば…
・賞味期限を少し過ぎたヨーグルトを何となく捨ててしまう
・まとめ買いした野菜を使い切れず腐らせてしまう
・作りすぎて食べきれなかった夕食をそのまま捨ててしまう
こうした小さな“もったいない”が積み重なり、大きな社会問題になっているのです。
2. なぜ食品ロスが社会問題になっているのか
食品ロスは、単なる「もったいない」で片づけられる問題ではありません。
その背景には、環境問題・経済的損失・世界的な不公平といった深刻な要素が含まれています。
● 環境への悪影響
食品が捨てられるということは、それを生産するために使われた農地・水・エネルギーが無駄になるということです。さらに廃棄する際にはCO₂も排出され、気候変動への影響もあります。
● 経済的損失
企業や家庭で食品が廃棄されるということは、それにかけられたお金や労力も無駄になります。日本全体で見ると、食品ロスによる経済損失は年間数兆円規模ともいわれています。
● 世界との格差
世界には、今日の食事さえ手に入れられない人々が8億人以上います。そんな中で、毎日大量の食料が捨てられている日本の現状は、倫理的にも大きな課題といえるでしょう。
このような理由から、食品ロス削減は**SDGs(持続可能な開発目標)**にも盛り込まれた、重要な世界共通の課題となっています。
3. 今日からできる!食品ロスを減らす5つの工夫
「食品ロスを減らしたいけれど、何から始めたらいいの?」
そんな方のために、毎日の生活で簡単にできる取り組みを5つご紹介します!
【1】 冷蔵庫の中を定期的に整理する
「何が入っているかわからない」を防ぎ、同じものを買ってしまう無駄も減らせます。
【2】 買い物の前に“使い切り”計画を立てる
1週間分のメニューをざっくり決めてから買い物をすると、買いすぎ防止になります。
【3】賞味期限と消費期限を正しく理解する
賞味期限は「おいしく食べられる目安」であり、過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
【4】 食べきれる量だけ調理する
余ってしまった場合も、冷凍保存や翌日へのリメイクを活用しましょう。
【5】家族や子どもと「もったいない」について話す
家庭での食育にもつながり、自然と意識が高まります。
こうした小さな工夫でも、積み重ねることで大きな成果につながります。
4. カウタメが取り組む「もったいない」への挑戦
私たちカウタメは、食品ロスや商品ロスの問題に真正面から取り組んでいます。
本来であれば捨てられてしまうはずだった賞味期限間近の食品や、外装不良・型落ち品などを、月1回・4,980円の定期便にしてお客様にお届けするサービスを展開しています。
毎月のセット内容は届くまでのお楽しみ!
“福袋感覚”でお得に楽しみながら、ロス削減に貢献できる、新しい形のサステナブル消費を提案しています。
さらに、食品だけでなく日用品も対象になることがあり、私たちは「命あるもの・作られたものを無駄にしない文化」を社会に広げていきたいと考えています。
5. まとめ:「もったいない」から始まる社会貢献
食品ロス削減は、特別な人や大きな組織だけが取り組むものではありません。
私たち一人ひとりの行動が、社会や地球に大きな影響を与えます。
冷蔵庫の中身を見直す、必要な分だけ買う、そして「カウタメ」のようなサービスを活用する。
こうした選択は、すべて**“責任ある消費”**につながります。
「もったいない」と感じる気持ちを、「ありがとう」に変えていく。
それが、未来のためにできる、私たちの日々の一歩です。